再会は突然に
「え、何で!?」
「先客あるし、合コンは断り済み」
「そうなの〜昨日聞いたら断られちゃってね?風香が合コンとか苦手っていうのは分かってるんだけど、ほら経験というか、友好関係広げるぐらいの気持ちで参加してくれたらいいから!」


無理無理!あの独特の雰囲気苦手だし、それなは今日は大希のことがあって考えなきゃいけないし、余計無理だ!!


「うちは行くんありやと思うけど、気晴らしになるかもしれんし」
「い、いやでも」
「そうだよ!美味しいご飯食べて忘れよう、ね!」


ハッキリ言えない私に、あゆちゃんと恵梨の援護で押し切られ、結果的に合コンに参加することになってしまった。
本当にこの性格が恨めしい・・・。

あゆちゃんが「詳しいことは後でラインする!」と嵐のように去っていった後、恨めしい目線を恵梨に向けるも、本人はしれっとしている。


「恵梨のバカ・・・」
「バカで結構。一人で悶々と考えるんやったら違うことした方が考えが進むかもしれんやん」


どこをどうすれば考えが進むんだ。
そう言いたかったが、言ったところで合コンがあることに変わりはない。

それまで盛大なため息を吐き続けてやると密かに決心したのであった。
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