次期社長の溺愛が凄すぎます!
見ると普通にりゅうちゃんを抱き上げている圭一さんが、困ったように苦笑している。
「麻衣子。守ってくれるのは嬉しいんだが、複雑な気分になる。和志くんは男の勝負を持ちかけてきているのに、受けないのは失礼だろう」
「ダメですよ。こう見えて和志って私と昔からやりあってるからケンカ慣れしてますし、昔はヤンチャもしてたんですから」
「問題ないよ。こう見えて俺も、空手と合気道と柔道の黒帯だから。本来なら、本気で受けて立つべきなんだろうが……」
サラッと何気ない言葉に“ん?”となっている間に、りゅうちゃんを渡された。
それから私と入れ替わるように和志の前に立つと、姿勢を正して一礼する。
「和志くん。居間は物があって危ないから」
そう言って、和志を庭先の広い場所まで連れ出すと、また一礼する。
そして、和志の悲鳴と、父さんの爆笑が響いた。
オマケ『斎藤さん家の昼下がり』
2018/4/21追加
「麻衣子。守ってくれるのは嬉しいんだが、複雑な気分になる。和志くんは男の勝負を持ちかけてきているのに、受けないのは失礼だろう」
「ダメですよ。こう見えて和志って私と昔からやりあってるからケンカ慣れしてますし、昔はヤンチャもしてたんですから」
「問題ないよ。こう見えて俺も、空手と合気道と柔道の黒帯だから。本来なら、本気で受けて立つべきなんだろうが……」
サラッと何気ない言葉に“ん?”となっている間に、りゅうちゃんを渡された。
それから私と入れ替わるように和志の前に立つと、姿勢を正して一礼する。
「和志くん。居間は物があって危ないから」
そう言って、和志を庭先の広い場所まで連れ出すと、また一礼する。
そして、和志の悲鳴と、父さんの爆笑が響いた。
オマケ『斎藤さん家の昼下がり』
2018/4/21追加


