エリート外科医と過保護な蜜月ライフ
当たり前のように言う先生に、私は驚きを隠せなかった。

「先生は、これがタチバナ食品のものだとご存知だったんですか⁉︎」

「ああ。俺も食べたことがあるけど、美味しいなと思ってたよ」

「ありがとうございます……。先生も、プリンを食べられるんですね」

クールな先生とプリンが意外な組み合わせに思えて、思わずクスッと笑ってしまう。すると先生は、少しムッとした顔で私を見た。

「なにが、おかしいんだ?」

「すみません。そういうつもりじゃないんです。ただ、先生がプリンを食べる姿がイメージ湧かなくて」

おかしいんじゃなくて、失礼ながらも可愛いと感じてしまった。クールで、近づきがたい人に見える先生だけれど、少しだけ親近感が持てる。

「疲れてると、甘いものが食べたくなるんだよ」

先生は無愛想に言うと、私の足を診始めた。そんな先生の姿を見ながら、彼の言葉に納得してまう。

堂浦先生に限らず、先生はみんな多忙だものね。甘いものも、食べたくなるか……。
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