合コン中毒
「彼氏欲しくて来てるわけじゃないんで。」
私は運命の人に出会えたらそれで十分だから!
そんな私に、リクくんはにやりと笑った。
「じゃあ、なんで来てんの?」
運命の人を見つけるためだよ!
心の奥で叫ぶけど、こんなこと口が裂けても言えない。
私が答えに困っていると、女の子達が来た。
彼女達は甘えた口調で
「ねぇ、名前教えて~」
と言いながらリクくんにくっつく。
私はなぜかイライラして
―ガタンッ―
勢いよく席を立った。