どっちが年上だか分らない

数日後事は動いた

その日大学での講義を終え拓斗と帰宅途中、拓斗のケータイが着信を告げた
電話に出ると拓斗は険しい顔をしながら話をしている
通話を終えたところでため息をついたのでどうしたのかと声をかけると

「あのオンナ親に泣きついたらしい」

「まさか天王寺か!?」と聞くと頷きため息をついた

自分ではどうしようもなくなって親のチカラを借りたのか
そこまでしてどうして拓斗に固執するのか?
あんなに断られ続ければ普通は諦めるのに凄い執念だな
ここまでくるともう好きとか嫌いとかじゃなくなっている気がする

親に泣きつけば何とかなるという考えがそもそも浅はかだ
オマエ幾つなんだよ小学生かと聞きたくなる、いい年した大学生が

オレは拓斗を見ると「大丈夫か?」と声をかけると

「ああ大丈夫だ、いい機会だはっきり断ってやる」
そう言うと家に入っていったが
どうなったのかは夜にでも電話をして聞くことにした


< 12 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop