YELLOWmajic
心配しすぎて、給食が終わってすぐに教室を飛び出した。
2組に入った瞬間・・実祈のところに駆け寄った。


「実祈・・大丈夫?」

「そんな・・無理に決まってるじゃん!!」

「そうだよね・・ごめんね。」

「ごめん・・八つ当たりしちゃって・・」

「いいよ・・でも本当に実祈かも知れないのに、諦めちゃダメだよ!!」

「可能性なんて0に等しいじゃん?」

「そんなことない!」

「いいよ~・・余計に悲しくなるから・・」


そうして実祈はうなだれた。
何か出来ることってないのかな?

お節介って思われるかも知れないけど、
実祈は大切な存在だから、何かしてあげたいって思うんだ。


本当は自分のことで精一杯のくせに。
格好付けて、そんなことまで考えちゃうんだ。
いつもそれで脳がパンパンになっちゃう。

それでも力になりたいって思う。
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