キミはずっと、かけがえない人



彼の返事と同時に、ぺこりとお辞儀をした。

こうして私たちは別れて、家に帰った。



「悪かったな。アイツら一緒で」

「え?別に、予定外のことだったし、仕方ないよ」



家に帰ったとたん、彼にも謝られた。



「でも、あの女性って一体なんだったの?今宮くんって呼んでいたけど」

「アレ?高校の同級生。学科は違うけど、サッカー部のヤツと付き合っていたから顔見知り程度。なのに、俺を好きになったとかで別れて、俺に付きまとっているヤツ」

「……え?高校の時から?ストーカーですか?」

「そんな感じ。まぁ、彼女だって言われるとは思わんかったけど」

「……こんなこと、よくあるの?」

「まぁ、湖陵家の者だって知られると、勝手に彼女や婚約者が出来てるな。フラフラしてた時は、彼女ではなかったし。本当に寂しさを埋めていただけ。とは言え、彼女だと勝手に言っていたヤツもいたけど」

「割りきっていたってこと?」

「そうだな。ただ、勝手に出来たヤツらは、じいさんに処理されている」

「怖っ……」




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