キミはずっと、かけがえない人



全てを知っている雰囲気なこの人たちは、彼の信頼を得ている訳か。

しかも、いつの間にか一緒の席に座って、普通に食べているし。

それで、男で盛り上がっているし。

変な感じ。

中学の同級生と、こんな風に飲んでいるなんて。

こんな光景、想像していなかったし。

そもそも、中学の同級生とは2度と逢わないと思っていたのに。



「じゃあ、お邪魔したね」

「すっごい邪魔したわ。悪かったね」

「いえ……」



みんなで一緒に店から出ると、邪魔したと謝られた。

別に、そんな邪魔だとは思っていない。

彼は楽しそうだったし。



「佑哉、どうやって帰る?」

「俺らは代行。お前らは?」

「こっちはタクシーだな。車で来ていないし」

「そんな訳で、俺らは駅行くわ。またな、佑哉、川崎さん」

「ああ、また」




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