キミはずっと、かけがえない人



「……それって、クリスマスに話すこと?」

「傷つけたい訳じゃないし、そんなことは言わない。
ただ、これ以上黙っているのもダメだし。きっかけがないと話せないし」



彼の言葉が本当なら、傷つくことはない。

でも、それは彼が思うことであって、私がどう思うかは別の話しだ。



「分かった……」



それでも頷くしかないから。

いずれはきちんと話し合わないといけない。

このままで良い訳ないから。

クリスマスだろうが、全てはっきりさせよう。

怖いけど、ダメになったらそれで仕方ない。




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