キミはずっと、かけがえない人
「……話しを戻していい?」
いたたまれなくなった私は、そう呟く。
どちらにせよ、恥ずかしいのは続くんだけど。
「うん、どうぞ」
彼もそれを分かっているのだろう。
楽しそうに笑っているから。
「そ、それでも、何年か経ってようやく好きな人が出来た。ただ、付き合いを望む訳じゃないから、告白とかはしなかったけど」
「へぇ、好きな人いたんだ」
昔の話しなのに、彼は不機嫌になる。
「不機嫌になるとかやめてよ。私は、誰かと付き合ったり、ヤったりはしてない。キミに怒られる理由はないよ」
「ごめん。確かに、俺の方が酷いことしてるよな。でも、やっぱり気にはなる。
……1人だけいたよな?ヤった相手」
そこ言葉に、私は俯いてしまう。