キミはずっと、かけがえない人
「あのさ、俺だって男だよ?人間だよ?嫉妬ぐらいする。ましてや、逢わなかった間の男関係に嫌だって思うぐらいだし」
「ごめん。私も人のこと言えないんだけど……」
それでも、彼が嫉妬するなんて思わなくて驚いた。
「亜依は、まだ自覚がない?」
「え?自覚?なんの?」
そう問いかけた時、車はマンションに着いた。
とりあえず、車を降りてマンションへ歩き出す。
より前に、なぜか手を引っ張られた。
「え?ちょっと」
そうかと思えば、急ぐようにしてマンションへ入る。
そんなに急ぐ必要があるのか。
もう家に帰るだけ。
ましてや、マンションに着いているのに。
「んっ……ちょっと……っ」
エレベータに乗ったとたん、唇を奪われる。
一応まだ外なのに。
そう思って胸を押すけど、離れる気配はない。