キミはずっと、かけがえない人



誰か乗ってきたらどうしようかと思うのに。

触れるだけではない彼の行為に、だんだん力が入らなくなる。


その時、エレベータの扉が開いた。

その瞬間離れたけど、誰かが乗ってくる訳ではない。

どうやら、目的の階に着いたらしい。

そこから家まで手を引かれ、彼は急ぐ。

そして、鍵を開けて中に入った瞬間、また唇を奪われる。

今度は、容赦なく貪られる。

まだ、靴も脱いでないし、玄関先なのに。

ドアに押し付けられたまま、私は身動きが取れない。

完全に足に力が入らなくなって、私はゆっくりと崩れ落ちた。

一体なんなのかと思いながら息を整えていると、彼の手が伸びてくる。

それから、彼は私の首筋に顔を埋める。



「あっ……待って」



首筋を舐められたかと思えば、それはどんどん下におりていく。

座り込んでいるのに、彼は上手く服を脱がせようとする。



「ちょっと、ここ玄関っ。せめて上がってから、ひやっ」




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