キミはずっと、かけがえない人



念押しだろうか。

ラインでも「帰れ」と入ってきた。

勝手に何でもかんでも知って、それを使うなんて。

本当に、プライベートも何もない。


とにかく、お母さんに前のアパートの鍵を渡して、家に帰った。

いつ見ても、高級感溢れているマンションだ。

駐車場だって、有料のパーキングみたいになっていて、部外者は停められない。

ここにも、当たり前のように防犯カメラがついている。

駐車場の停める場所は、今朝聞いた。

彼の車の隣に停めるようになっていた。

そこへ停めると、隣に車が停まっていた。

どうやら、彼は帰っているらしい。

そういえば、彼の勤務時間も知らないや。

まぁ、知らなくて不便はないのだけど、一方的に知られているのもどうかと思う。



「遅い」



車から降りてマンションに入ろうとすると、入り口に彼が立っていた。

不機嫌さマックスで。




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