キミはずっと、かけがえない人
鼻で笑いながら、そんなことを言う。
私の容姿についてだろうか。
そりゃあ、人並みですけど。
イヤ、人並み以下かもしれない。
ましてや、あなたと比べたらたいしたことないですけど。
そう言われて仕方のないほど、彼女は美人と言えるし、スタイルもいい。
つけているものも高価そうだし。
私とは住む場所が違うのだろう。
ただ、何でそんな人がここにいるのだろう。
「勘違いしないでよね。佑哉さんの結婚相手は私なんだから」
「は?」
いきなり何の話しだ。
誰だか分からない中で、第三者の、それも男の名前が出てくる。
えっと、佑哉ってアイツのことだよね。
ということは、アイツの関係者か。
しかも、こういうことを言うってことは、アイツの正体を知っているということ。
でも、一体何者だ。
言いたいことだけ言って、名乗らないのもどうかと思うけど。