キミはずっと、かけがえない人



「やっ、待ってっ。んっ……嫌、だって……っ」

「ん、イっていいよ」

「ああっ…………」



久しぶりだったのに、あっという間にのぼりつめてしまった。


信じられない。

指だけで簡単にやられるなんて。


落ち着こうと息をゆっくり吐いているのに、彼はそれを許さない。



「ここまで来て、止めないから」

「え?あっ、待って」

「大丈夫。ちゃんと避妊はするよ。初めてなんだから、乱暴にはしない」

「んっ……やぁっ」



その言葉通り、最後は優しかった。

めちゃくちゃゆっくりだった。

だけど、容赦なく攻め立てられた。

何度も、何度ものぼりつめた。

何回したとか、もう分からない。

何も考える余裕がなかった。

そんな暇さえ与えてもらえなかった。

ようやく考える暇が出来た時には、疑問ばかりが浮かぶ。




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