エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
それが翔さんだとまだ言っていないのに、この驚きよう。
今までお付き合いというものをしたことがないのだから当たり前か。
「あはっ」
いつの間にって、ついさっきだ。
「でもわざわざ挨拶に来てくれるなんて、いい人なんだね」
母がしみじみとした様子でそう口にするのでうなずいた。
とってもいい人だよ。
絶対に気に入ってくれる。
ううん、大喜びしてくれると思う。
もう時間も遅いからと、翔さんは家には上がらず玄関でと言っていたので、母を連れて玄関のドアを開けた。
「あら、一ノ瀬さん」
母は翔さんを見て、キョトンとしている。
これは絶対、彼氏が翔さんだと気づいていないな。
まさか、だもんね。
「すみません。なにか不備でもございましたでしょうか?」
すぐに社長の顔を作った母に、翔さんは頭を下げた。
「夜分遅くに失礼します。今日は砂羽さんとの交際を認めていただきたくて——」
「えぇっ!」
こんなに大きな母の声を初めて聞いた。
今までお付き合いというものをしたことがないのだから当たり前か。
「あはっ」
いつの間にって、ついさっきだ。
「でもわざわざ挨拶に来てくれるなんて、いい人なんだね」
母がしみじみとした様子でそう口にするのでうなずいた。
とってもいい人だよ。
絶対に気に入ってくれる。
ううん、大喜びしてくれると思う。
もう時間も遅いからと、翔さんは家には上がらず玄関でと言っていたので、母を連れて玄関のドアを開けた。
「あら、一ノ瀬さん」
母は翔さんを見て、キョトンとしている。
これは絶対、彼氏が翔さんだと気づいていないな。
まさか、だもんね。
「すみません。なにか不備でもございましたでしょうか?」
すぐに社長の顔を作った母に、翔さんは頭を下げた。
「夜分遅くに失礼します。今日は砂羽さんとの交際を認めていただきたくて——」
「えぇっ!」
こんなに大きな母の声を初めて聞いた。