エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
稲田さんが電卓を翔さんに見せると、彼はしばらくなにかを考えている。
「ギリギリ採算ラインだろう。品質のよさが広がり、多く売れればいい。それがブランピュールの信頼につながる」
「ですが、社長!」
稲田さんは反対なようだ。
「稲田。あのワンピース、すでに予約が殺到していると聞いているが」
『あのワンピース』というのは、和洋折衷のデザインのことだ。
「はい」
「ファッション誌のライターは、第一に素材のよさに目をつけていたぞ。デザインよりも、だ」
彼は苦笑している。
けれども、デザインが素晴らしいのは言わずともわかっていることだからだと思う。
「おっしゃる通りです」
「デザインだけ秀逸では生き残れない。素材もパターンも縫製もすべてが一流で初めてブランピュールだ。これはこのブランドを立ち上げたときから変わらない俺の信念だ」
翔さんは一転、表情を引き締めた。
「ギリギリ採算ラインだろう。品質のよさが広がり、多く売れればいい。それがブランピュールの信頼につながる」
「ですが、社長!」
稲田さんは反対なようだ。
「稲田。あのワンピース、すでに予約が殺到していると聞いているが」
『あのワンピース』というのは、和洋折衷のデザインのことだ。
「はい」
「ファッション誌のライターは、第一に素材のよさに目をつけていたぞ。デザインよりも、だ」
彼は苦笑している。
けれども、デザインが素晴らしいのは言わずともわかっていることだからだと思う。
「おっしゃる通りです」
「デザインだけ秀逸では生き残れない。素材もパターンも縫製もすべてが一流で初めてブランピュールだ。これはこのブランドを立ち上げたときから変わらない俺の信念だ」
翔さんは一転、表情を引き締めた。