エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
そして翌日。
朝早くから起き、ヘアメイクに取りかかった。

メイクはいつもよりアイラインをくっきりと入れ、コーラルピンクの口紅にはパールのグロスもオンする。

髪は丁寧にコテで巻いたあと、後れ毛を残しながらアップにしてコームを飾る。
アップにしたのは、昨日彼にもらったワンピースを髪で隠したくなかったからだ。

こんなにおしゃれに力を入れたのは久しぶり。
翔さんの作ったワンピースに見合うような女性になりたいと、張り切ってしまった。


そしていよいよワンピースに袖を通した。

彼が作ってくれたワンピースは、サイズを測ったかのようにぴったりで、オーダーメイドしたかのよう。

八分丈の袖は私の腕の太さにぴったりだし、胸周りも窮屈さは感じないのに、体のラインに沿っている。


「行ってきます」


約束の十時に玄関を出ると、すぐにスーッと黒い高級車が滑り込んできた。


「砂羽、おはよ」
「おはようございます」
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