エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
彼はにっこり笑い、私の頭をポンと叩く。

本当に幸せ太りしちゃいそう。
今までは毎日が不安だったから食事もおいしく感じられなかったのに、彼と付き合い出してからは食が進む。


「さて、行こうか」


彼は助手席のドアを開け、私を乗せてくれた。

すぐに運転席に戻った彼は、アクセルを踏む。


「あの、このワンピース、測ったようにサイズがピッタリで驚いたんですけど……」


ボソッと漏らすと、彼は口を開いた。


「好きな女性にはつい目が行ってしまうものなんだよ。だから、知らず知らずの間に観察してるんだろうな。サイズに迷うことはまったくなかった」
「観察って!」


いつ見てたの?


「洋服を頭の中で一枚ずつ脱がせていって、体の線やサイズを思い浮かべる。そういう作業は役に立つからわりとするけど、砂羽のときは大変だった。デザイナーの視点だけじゃなく男としての感情がつい入ってしまうから」
「え……」
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