エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
勝手に脱がさないで! 
しかも『男としての感情』って……。

スタイルに自信があるわけじゃないし、恥ずかしいことこの上ない。

赤信号で車を停めた彼はチラッと視線をよこし、とっさに反応できない私を見て肩を震わせる。


「ごめん。妄想でたっぷり楽しませてもらった。職業病なんだ。許してくれ」


楽しませてって……。
思わず両手で自分を抱きしめると、彼は笑いをかみ殺している。


「本当は妄想じゃないほうがいいんだけどな」
「なっ、なに言っ……」
「正確なサイズを知るには、裸になってもらうのが一番なんだ」


翔さんのとんでもない言葉に落ち着きをなくしてしまったが、彼はいたって冷静で「さて、どこに行きたいか考えた?」なんて言いだした。


これがデザインの世界では普通なの? 
それとも翔さんだけ?


「あぁっ、えっと……思いつかなくて。翔さんの行きたいところで」
「謙虚だな。それじゃあ、買い物にでも行く?」


彼は白い歯を見せる。
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