エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「待ってください」


焦って止めようとしたけれど、彼は首を振る。
そして私の腰をスッと抱き、耳元に口を寄せる。


「甘やかしたいんだよ、砂羽のこと」


とろけるような色気のある声で囁かれ、心臓がはちきれんばかりに暴れだした。


「あ、甘やかすって……」
「だって俺、砂羽の喜ぶ顔が好きだから」



照れくささのあまり視線を落とすと、彼はクスッと笑う。


「だから、もっと見せて。俺の知らない砂羽の顔」
「翔さん……」


私が顔を上げ視線を合わせると、彼は優しく微笑んだ。

それから、パンプスだけにとどまらず、バッグや傘、ヘアアクセサリーに至るまで、たっぷりと買ってもらった。


「本当にありがとうございます」


しかも荷物を持ってくれる彼に申し訳ないと思いつつ、お礼を口にする。


「いやいや。俺も楽しんでるし」


本当に楽しそうな彼と一緒に車に乗り込み、今度はランチへ行くことになった。
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