エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
ウエイターが出ていってしまうと、「さ、食べよう」と翔さんが促してくれた。

私は最初にエビを口に入れる。


「おいしい! シンプルな味付けだけど、エビの甘みがしっかりしてる」


オイルがかかっているのでこってりしているのかと思いきや、レモンのおかげでさっぱりと食べられる。

思わずはしゃいでしまった私に、彼はおかしそうに口角を上げる。


「あれ、砂羽もエビが好きだよね。好きなものは最後にするタイプじゃなかったっけ」
「そうですよ。でも、今日は狙われてますから」


私がおどけるように返すと、彼は「間違いない」と白い歯を見せ、私もつられて一気に肩の力が抜けた。


「このビルのカフェに一緒に来たっていう友達は、大学の友達?」
「いえ、高校の頃からの友達で、大学は違うんです。頻繁に会うわけではないんですけど、会えば毎日話してるみたいに打ち解けられるような存在で……。あっ、翔さんとお付き合いすることをメールで告白したら、ブランピュールの洋服ちょうだい、なんて。ちゃっかりしてるでしょう?」
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