エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
驚いた私が翔さんの顔を呆然として見つめると、彼は真剣な表情でうなずいた。


「お母さんが寂しくなるかなと思って言いだせないでいたんだけど、やっぱりそばにいたい。週末だけじゃなく毎日砂羽に触れたい」


母のことまで気にかけてくれていたんだ。

でも、その母はお茶会に行く前に『もうさっさと嫁に行ってもいいわよ。今日は帰ってこなくていいからね』なんて言っていた。

冗談かと思っていたけど、その日帰宅すると『フラれたの?』なんてキョトンとしていた。


「母は多分大丈夫です。むしろ望んでいるというか……」


だけど、私が持たない。
翔さんと一緒にいたら、ドキドキしすぎて息が吸えない。


「本当? それならすぐにでも」


彼は私を腕の中に閉じ込める。


「でも私、自信がないというか……」
「自信なんていらない。砂羽はいるだけで俺を癒してくれるんだよ。それに……もちろんゆっくり進むつもりだから、心配いらない」
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