エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「実は稲田さん、さっきいらっしゃって……」
体ががたがたと震えだす。
「稲田が?」
彼は立ち上がり、目を見開いて私の肩に手を置く。
「翔さんに……デザイン画を持ってこいと言われたって。一大事だから早くって急かされて」
「そんな指示はしていない。それで?」
「私が探してくると伝えたら、自分にしかわからないから部屋に上げてくれと……」
私がそう伝えた瞬間、彼はリビングを飛びだしていった。
私もあとを追いかけると、仕事部屋に駆け込み棚を確認した彼は、天を仰いだ。
大切な情報もデザインも、持っていかれてしまったんだ。
どうしよう、私のせいだ。
強く言われたからって、この部屋に稲田さんを通すべきじゃなかった。
彼と一緒に暮らしはじめて、なにかひらめくと、デザインをするすると描き始める様子を何度も見てきた。
しかし、そのデザインのほとんどはボツにしてしまい、残るものは本当に少ない。
そこからまた会社で会議があり、そこで採用されたほんのわずかなデザインのみ、晴れ舞台に上がることができる。
体ががたがたと震えだす。
「稲田が?」
彼は立ち上がり、目を見開いて私の肩に手を置く。
「翔さんに……デザイン画を持ってこいと言われたって。一大事だから早くって急かされて」
「そんな指示はしていない。それで?」
「私が探してくると伝えたら、自分にしかわからないから部屋に上げてくれと……」
私がそう伝えた瞬間、彼はリビングを飛びだしていった。
私もあとを追いかけると、仕事部屋に駆け込み棚を確認した彼は、天を仰いだ。
大切な情報もデザインも、持っていかれてしまったんだ。
どうしよう、私のせいだ。
強く言われたからって、この部屋に稲田さんを通すべきじゃなかった。
彼と一緒に暮らしはじめて、なにかひらめくと、デザインをするすると描き始める様子を何度も見てきた。
しかし、そのデザインのほとんどはボツにしてしまい、残るものは本当に少ない。
そこからまた会社で会議があり、そこで採用されたほんのわずかなデザインのみ、晴れ舞台に上がることができる。