エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「俺につかまって。愛してる」


頭が真っ白になり息を荒らげていると、私を愛おしそうに見つめる彼が、深いキスを落としながら入ってきた。


「あっ……翔さん」
「もっと、もっと名前を呼んで」
「翔さん……」


始まる前は恥ずかしさと怖さばかりが先立っていたが、素肌と素肌が触れ合い彼の温もりを感じていると、そんなことは頭からすっかり飛んでいた。

ただただ、彼が愛おしい。

想像していたよりずっと痛くて……彼の背中に爪を立ててしまうと、彼はすぐに体を離そうとする。


「いかないで」


私は彼の腕を捕まえ、首を振る。


「砂羽。無理しなくていいんだよ」
「無理じゃないの。痛いけど、幸せなの」


少し涙目になってしまったものの胸の内を明かすと、彼は優しく微笑み、ゆるゆると髪を撫でてくれる。


「ありがとう。俺も幸せ。メチャクチャ、幸せだ」


私の瞼にキスを落とした彼は、それから私をいたわるように抱いてくれた。
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