エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
彼のデザインする服は、女性の美しさを際立たせてくれるものばかり。

それに加えて素材から縫製に至るまで、ひとつの妥協もないのだから、彼の部下だってブランピュールの商品に自信を持っているはずだ。


「砂羽は、俺にいい影響を与えてばかりなんだよ」


彼は左手を伸ばしてきて、私の頭をポンと叩く。

そっか。
なにをしたわけでもないけど、翔さんの人生がよいほうへと動いているのなら、よかったのか、な。

これからもずっと、そんな存在でありたいな。

家につくまでの間、そんなことを考えていた。


帰った途端、リビングのソファに座り込んだ。
緊張していたせいか、いつもより疲れてしまった。

それでも、『結婚』という目標がぐんと近づいた大切な一日だった。
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