エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
そんなわけない。翔さんはそんな人じゃない。
でも、ひとつの仮説が私の頭の中をグルグル回る。
もしも目の利く翔さんが、埋もれていた峰岸織物の価値に気づいたとして……。
一旦は窮地に追い込んだところでさっと手を差し伸べて恩を売り、優良企業に生まれ変わったところで、吸収してしまえばビジネスは潤う。
融資を申し込んだのは私のほうからだけど、他の銀行はおろか父の知り合いですら、“峰岸織物はもう終わりだ”という噂を聞きつけ、どこからも借りられなかった。
それすら、あらかじめ手を回してあったとか?
今はまだ傘下の提携企業という立ち位置だけど、この先峰岸織物の株を買い上げ、完全子会社化することだってありえない話ではない。
しかも、私を妻という立場で迎え入れれば、峰岸織物は簡単にはブランピュールから離れられなくなる。
この状態なら、次に経営不振という事態になったとき、喜んでブランピュールに株を差し出すだろう。
でも、ひとつの仮説が私の頭の中をグルグル回る。
もしも目の利く翔さんが、埋もれていた峰岸織物の価値に気づいたとして……。
一旦は窮地に追い込んだところでさっと手を差し伸べて恩を売り、優良企業に生まれ変わったところで、吸収してしまえばビジネスは潤う。
融資を申し込んだのは私のほうからだけど、他の銀行はおろか父の知り合いですら、“峰岸織物はもう終わりだ”という噂を聞きつけ、どこからも借りられなかった。
それすら、あらかじめ手を回してあったとか?
今はまだ傘下の提携企業という立ち位置だけど、この先峰岸織物の株を買い上げ、完全子会社化することだってありえない話ではない。
しかも、私を妻という立場で迎え入れれば、峰岸織物は簡単にはブランピュールから離れられなくなる。
この状態なら、次に経営不振という事態になったとき、喜んでブランピュールに株を差し出すだろう。