エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
私が話し始めると、奈央は「うんうん」と何度もうなずいている。
「傘下に入ったのだって、峰岸織物の再建には翔さんひとりの知識では足りないから、いろんな道のプロの意見を聞けるようにっていう配慮があったからなの。実際、経理の面とかすごくお世話になってる」
母もすごく助かると言っていた。
「営業でもね、ブランピュールの商品にうちの生地を使うことがあれば、プレスリリースでさりげなく峰岸織物の名前も出してくれる。そこから取れた仕事はいっぱいあって……」
それから峰岸織物は復調していった。
奈央の言葉で気づいたが、翔さんから押し付けられたことはなにもない。
すべて峰岸織物が救いの手を求め、それに応えるという図式だ。
「砂羽もわかってるんじゃない? 会社を乗っ取って、自由にしようとしていたわけじゃない気がするんだよね。それなら、融資したときにそうすればよかった。その権利は十分にあるでしょ? わざわざ砂羽を人質みたいに妻にしなくたってさ」
「傘下に入ったのだって、峰岸織物の再建には翔さんひとりの知識では足りないから、いろんな道のプロの意見を聞けるようにっていう配慮があったからなの。実際、経理の面とかすごくお世話になってる」
母もすごく助かると言っていた。
「営業でもね、ブランピュールの商品にうちの生地を使うことがあれば、プレスリリースでさりげなく峰岸織物の名前も出してくれる。そこから取れた仕事はいっぱいあって……」
それから峰岸織物は復調していった。
奈央の言葉で気づいたが、翔さんから押し付けられたことはなにもない。
すべて峰岸織物が救いの手を求め、それに応えるという図式だ。
「砂羽もわかってるんじゃない? 会社を乗っ取って、自由にしようとしていたわけじゃない気がするんだよね。それなら、融資したときにそうすればよかった。その権利は十分にあるでしょ? わざわざ砂羽を人質みたいに妻にしなくたってさ」