エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
それにはうなずける。
会社がなくなる危機だったのだから、翔さんが融資をする代わりに社長として陣頭指揮を執ると言っても、誰も文句は言えなかった。
あのときは会社を存続させることしか考えていなかったから。
「そうか、な……」
奈央の言うことに納得しながらも、疑心暗鬼になっている今は曖昧な返事しかできない。
「峰岸織物の価値に気づいていて、それを利用して財を成したいと考えていたなら、ブランピュールは専属契約でも結んでおけばよかったじゃない。そうすれば峰岸織物の布を使えるたった一社になれる。そうしたら商品価値も上がるよ?」
彼女の発言にハッとする。
翔さんはうちが傘下に収まると決まったとき、今後もどの被服メーカーと契約しても構わないと言ってくれた。
それに自社製品に使ったうちの布のことを、“よい物は共有し業界を盛り立てたい”という精神で、どんどん宣伝してくれた。
会社がなくなる危機だったのだから、翔さんが融資をする代わりに社長として陣頭指揮を執ると言っても、誰も文句は言えなかった。
あのときは会社を存続させることしか考えていなかったから。
「そうか、な……」
奈央の言うことに納得しながらも、疑心暗鬼になっている今は曖昧な返事しかできない。
「峰岸織物の価値に気づいていて、それを利用して財を成したいと考えていたなら、ブランピュールは専属契約でも結んでおけばよかったじゃない。そうすれば峰岸織物の布を使えるたった一社になれる。そうしたら商品価値も上がるよ?」
彼女の発言にハッとする。
翔さんはうちが傘下に収まると決まったとき、今後もどの被服メーカーと契約しても構わないと言ってくれた。
それに自社製品に使ったうちの布のことを、“よい物は共有し業界を盛り立てたい”という精神で、どんどん宣伝してくれた。