エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
そんな彼が乗っ取りを企んでいたなんて、やっぱり考えられない。
さっきは重人さんの挑発的な態度に乗っていまい、頭に血が上ってしまったけれど、冷静に考えれば考えるほど、翔さんに悪意はないと思えてくる。
「ね、今日は朝まで語りつくそうか?」
奈央はテーブルの上の私の手をギュッと握り、満面の笑みをみせる。
「えっ?」
「実家にも帰りたくないんでしょ? 心配かけるもんね。砂羽はそういうところ、ちゃんと気を使えるから」
「ありがと、奈央」
泊めてくれるんだ。
時々しか会えない彼女だけど、私のことをよくわかってくれていてありがたい。
「でも私、惚気るから。砂羽もね」
「私も?」
「うん。だって、彼のこと好きなんでしょ?」
彼女にそう指摘され、ハッとした。
好き、だ。だからこんなに苦しい。
「……うん」
「それじゃ、惚気開始! あっ、でもその前に、一ノ瀬さんにここにいるって連絡して?」
「えっ……」
今は話したくないのに。
さっきは重人さんの挑発的な態度に乗っていまい、頭に血が上ってしまったけれど、冷静に考えれば考えるほど、翔さんに悪意はないと思えてくる。
「ね、今日は朝まで語りつくそうか?」
奈央はテーブルの上の私の手をギュッと握り、満面の笑みをみせる。
「えっ?」
「実家にも帰りたくないんでしょ? 心配かけるもんね。砂羽はそういうところ、ちゃんと気を使えるから」
「ありがと、奈央」
泊めてくれるんだ。
時々しか会えない彼女だけど、私のことをよくわかってくれていてありがたい。
「でも私、惚気るから。砂羽もね」
「私も?」
「うん。だって、彼のこと好きなんでしょ?」
彼女にそう指摘され、ハッとした。
好き、だ。だからこんなに苦しい。
「……うん」
「それじゃ、惚気開始! あっ、でもその前に、一ノ瀬さんにここにいるって連絡して?」
「えっ……」
今は話したくないのに。