エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「砂羽、おはよ。受注が多くて伝票をさばききれないの。今日は内勤してくれない?」
「わかった」


母に頼まれ、早速席につく。

父がいなくなってから、営業に出ることのほうが多かった。
素人で口下手な私でも、戦力になりたかったからだ。

だけど、最近は他の営業さんに任せてこうして内勤することも増えてきた。

電話での問い合わせも多いし、納品書や請求書も作らなければならない。
まだまだ人を増やすほど潤っているわけではないので、母と仕事を分担して頑張っている。

月曜は特に問い合わせの電話が多い。
その合間に必死に書類をさばいていると、あっという間に夕方になっていた。


「ごめんください」
「はい」


コピーをしていると、来客があり振り向いた。

てっきり仕事の関係の人だと思ったのに……そこにいたのが坂井さんだったので、腰が抜けそうになる。
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