エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
ワンピースもサイズがぴったり。
しかも噂で聞いていた通り、シルエットが抜群にいいのに、動きはまったく妨げられず、見た目が素晴らしいだけでなく快適な一着だった。


「すごいな。一ノ瀬さん……」


彼に峰岸織物の布で、是非とも洋服を仕立ててもらいたい。
そんな気持ちが増した。


着替え終わると、寝室から出ていく。


「え……」


すると、あの広い寝室が四つ五つ入りそうなほど広い部屋に、腰が抜けそうになった。


「よく似合ってる。うん」


ソファに座っている彼は、ワンピースを身に纏った私に声をかけてくれたものの、なんだか頭が真っ白だ。

まずはお礼を言わないと!


「あっ、えっと……こんなに素敵な洋服を貸してくださり、ありがとうございます」
「いいよ。あげる」


彼はごく当たり前といった様子でそう口にする。


「いえっ、いただくなんて……」


買えば十万近くはするはずだ。


「気に入らない?」
「とんでもない。とっても素敵です」
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