エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
気に入らないわけがない。
サイズも私用に作られたかと勘違いしそうなほどぴったりで、清楚でおまけにかわいらしい。


「じゃ、いいよね? それより朝食は食べられそう?」
「は、はい。体調はよくなりましたので」


どうやらプレゼントしてくれることは確定したようだ。
それなら、ありがたく受け取っておこう。


「じゃあ、ルームサービスを頼もう」


彼はてきぱきと決め、電話をかけてしまう。


「あっ、あの……この広いお部屋は……」


迷惑をかけてしまったのは私なので、当然料金は持つつもりだった。

けれども、このとてつもなく広い部屋に、高そうなシャンデリア、そして重厚なアンティーク家具を目の前にして、軽々しく『払います』とは言えない気分だ。

「あぁ、エグゼクティブスイートだったっけ。なかなか快適だったね」


そういう話じゃなくて!


「宿泊料は……」
「そんなことを心配してたのか。俺が持つから心配いらないよ。ここの社長と友達で、たまには使わないとね」
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