エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
それからしばらくして、ルームサービスがやってきた。

朝食のはずなのにあまりに贅沢なので、目が飛び出しそうになる。

だって、小さめではあるけれど牛ひれ肉のステーキまであるし、ふわふわのオムレツに有機野菜のサラダ。そしてオニオンスープ。
さらにはクロワッサン、ライ麦ブレッドをはじめとした五種類のパンに、ヨーグルト、果物もたっぷりと用意されている。


「うん、なかなかうまそうだ。八坂(やさか)が——あっ、例の友達が、この朝食が隠れた名物で、実はかなりお得だって教えてくれたから、一度食べてみたかったんだ」


そう、なんだ。
でも、もしかして私が負担にならないように、そう言ってくれてる?


「おいしそうです」


テーブルにずらっと並んだ朝食に腰が引けているけれど、彼がせっかく用意してくれたんだから思いきり楽しみたい。


「うん。それじゃあ食べよう」


彼が促してくれたが、マナーもわからない。
なにから先に手をつけるべきか決まっているのだろうか。
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