【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
ーーグイッと先輩の胸ぐらを掴んで、キスをした。
いろんな人が見ているのが分かるくらい、背中が人の視線でチクチクと痛い。
一番驚いたのは、きっとミア先輩。
私が人前でこんな大胆な行動とるわけないと。
夢じゃないかと疑っているのか、目を見開いたまま声を出さない。
ミア先輩に初めて勝った様な気がする。
こんどは私が振り回す番だよ。
覚悟しといてよ、先輩。
「これが私の本気です」
「……っ」
「もう隠す気なんてないし。
気持ちを隠してミア先輩を取られるくらいなら、周りに恋人だってバレた方がマシ」
「人前でそんなことするなんて、バッカじゃないの……?
美秋はそういう子嫌いだよ!!」
昨日までの余裕なんかない優愛さんが、そう叫ぶと。
クククッと、頭上から笑い声が落ちてくる。
次の瞬間。