【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。







ーーグイッと先輩の胸ぐらを掴んで、キスをした。


いろんな人が見ているのが分かるくらい、背中が人の視線でチクチクと痛い。


一番驚いたのは、きっとミア先輩。


私が人前でこんな大胆な行動とるわけないと。
夢じゃないかと疑っているのか、目を見開いたまま声を出さない。



ミア先輩に初めて勝った様な気がする。


こんどは私が振り回す番だよ。


覚悟しといてよ、先輩。



「これが私の本気です」


「……っ」


「もう隠す気なんてないし。
 気持ちを隠してミア先輩を取られるくらいなら、周りに恋人だってバレた方がマシ」


「人前でそんなことするなんて、バッカじゃないの……?
 美秋はそういう子嫌いだよ!!」


昨日までの余裕なんかない優愛さんが、そう叫ぶと。


クククッと、頭上から笑い声が落ちてくる。



次の瞬間。






< 297 / 309 >

この作品をシェア

pagetop