明るい不倫
衝撃だった。

こんな辺境の土地でまさか彼の奥様と出くわすとは

しかも相手も彼を連れているとは

誰が想像するだろう・・

お相手の彼、背が高くて渋い感じで、すごく素敵な方だった・・。

今からー

ホテルを出て、私たちはそれぞれの家に帰ろうとしているのに・・

「えっと・・奥様は今日は・・」

「ああ、うん。」

仕事場の人たちと飲み会があるから遅くなるかもしれないとは言っていた。

けどもう21時だ。

まさか・・

「なんか・・帰りたくなくなったな。」

俺は苦味笑って頭をかいた。

「・・うん。」

美也はうなづいて答えていた。
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