この人、委員会の先輩でした。
告白だと思って聞こうとしてたからさっきはひだりからみぎに先輩の言葉が流れたけど...、

「先輩この本読んだことあるんですか?!」


「う、うん。面白いよね、その本。」


「ですよね!何巻まで読みました?」


「えっと、3巻かな...?」


「じゃあ最新刊まだなんですね」


「そ、そうなんだよ。まだ手に入ってなくて...。」


うぅ、語り合いたかったのになぁ。

あ、そうだ!


「私ので良ければ読みませんか?
確か図書館までにも3巻までしか置いてなかったはずですし...」
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