桜の花になった君に【短編】





そんな言葉は届かない










声に出してた叫びのはずなのに





もう君には届かない







わかっていることなのに





毎回息が止まりそうになる





戻って来てよ




もっと思い出を残してよ











そんな立ち止まっている僕を包み込むように







桜の木が群れを呼んだ






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