桜の花になった君に【短編】






君とよく行ったあの場所




街路樹を超えた先の暖かな日差しの中で





そよ風から懐かしい匂いがした





君の香りがしたような気がする






そして







匂いがする方へ行くと






桜の木がたくさん並んでるところに来た










綺麗な花のように思い出が蘇る







桜の木にもたれ僕は呟く






「また君に愛されたい」










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