好きって伝えたかった。

**04


たしかに今目が合った。


二人のうちの片方。


1人は最近も見たことがある人


もう1人は黒髪であの頃と変わらないサラサラの髪をワックスで整えた背の高くてもう1人の方より目が鋭い人




「...っ、なつ。」



「あー!危ないとこだった!藍ありがと!って、藍?」


「っ、ううん!それより真南そろそろ出よう!こんなに賑やかだと勉強も集中できないし!」


「え、ええ?もうちょっとみたい」


「もう十分みたでしょ!それにうち久しぶりにバスケしたい!」


「藍のバスケ!?行くいく!」



真南が単純で素直な子でよかった。。


私はたまたま着てたパーカーのフードをかぶってなるべく顔を出さないようにして店を出た。











「...藍?」





彼が私の名前を呼んだことなんて私は気づかなかった



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