35階から落ちてきた恋
「出てしまったものが仕方ないことくらいわかります。でも、私と進藤さんとでは感じ方が違う。
あれだけは、あの時間だけは守りたかったのに。
でも、それを私が口に出してしまったら、ヒロトさんと琴美さんを更に傷つけてしまう。二人とも自分たちが頼んで撮影した映像が元でこんなことになったと思っているのに。もともと撮影することを私が嫌がってたことを知っているし。
ただ、進藤さんにだけはわかってもらいたかった。
でも、進藤さんにとってはあの部屋で過ごしていたあれはただの日常で。何でもない日常の一部で。
もしかしたら以前も他の誰かとも同じように過ごしていて、ただその相手が別の女に変わったってだけで。
彼にとっては「仕方ない」で済んでしまうようなことだったんだなって」
話しているうちに涙がこぼれてしまい、話終わる頃には涙も鼻水もだらだらで顔がひどいことになっていた。
ズビズビと鼻をすすっていると社長からティッシュペーパーの箱を渡され、それを抱え込んで鼻をかみ涙をぬぐう。
その間も清美さんは何も言わず、私の背を優しくさすってくれる。
「進藤さんに会いたくないわけじゃないんです。でも、よくわからない感情が次々と湧きだしてきてどうしたらいいのかわからない」
涙も鼻水も止まらない。
「それ、貴斗はわかってないんでしょ?」
「だと思います」
「私からそれとなく伝える?」
あれだけは、あの時間だけは守りたかったのに。
でも、それを私が口に出してしまったら、ヒロトさんと琴美さんを更に傷つけてしまう。二人とも自分たちが頼んで撮影した映像が元でこんなことになったと思っているのに。もともと撮影することを私が嫌がってたことを知っているし。
ただ、進藤さんにだけはわかってもらいたかった。
でも、進藤さんにとってはあの部屋で過ごしていたあれはただの日常で。何でもない日常の一部で。
もしかしたら以前も他の誰かとも同じように過ごしていて、ただその相手が別の女に変わったってだけで。
彼にとっては「仕方ない」で済んでしまうようなことだったんだなって」
話しているうちに涙がこぼれてしまい、話終わる頃には涙も鼻水もだらだらで顔がひどいことになっていた。
ズビズビと鼻をすすっていると社長からティッシュペーパーの箱を渡され、それを抱え込んで鼻をかみ涙をぬぐう。
その間も清美さんは何も言わず、私の背を優しくさすってくれる。
「進藤さんに会いたくないわけじゃないんです。でも、よくわからない感情が次々と湧きだしてきてどうしたらいいのかわからない」
涙も鼻水も止まらない。
「それ、貴斗はわかってないんでしょ?」
「だと思います」
「私からそれとなく伝える?」