はちみつ・lover
「・・・葵さん、ああいう事したんだか

ら・・・俺の言う事、聞けますよね?」

目の色を変えた彼は、ベッドでの時と同じ

くらいに野獣っぽい。仕方がないのでうな

ずくと、彼は嬉々として私の手を引いてどこ

かに連れて行く。

「えっ!?な、何!?何するの!?」

「シャワー浴びるんですよ。嫌な感情も全

部洗い流しましょう?」

彼のぶっ飛んだ提案についていけなくな

る。なぜいきなりにシャワーなんだ。もっ

と他でもいいのではないか。

「俺先入ってるんで、葵さんも後から入って

来てください」

浴室に着くと、彼はそれだけ言い残してさ

っさと服を脱ぎ始める。筋肉に見惚れてい

ると彼がこっちを向いてニヤリと微笑んだ。

「葵さん、俺の裸気になりますか?」

「へっ!?いや、違う!ごめん!」

私は慌てて彼に背を向けた。彼が浴室に入

ってドアを閉める。恥ずかしかったが私も

服を脱いでいった。

「葵さん、早く。待てません」

「ちょっと待って~~~!!!」
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