Lingerie~after story~
何で…どうしてこんな事になったのか。
どこから狂いが生じてこんな予測不可能であった展開まで落ち込んだのか。
キスをするつもりであった。
でもそれは目の前の相手にではなくここに居ない相手に。
ここに居ない……九条くんに。
ああ、でも……九条くんは九条くんで、今私でない人とこうした時間を刻んでいるんだろうか?
忘れかけていた刹那の記憶を思い出してしまえば自然と頬を伝う涙。
それを優しく慰める様に唇を頬に這わしてくるのはずっと親友であると思って甘えていたイズミの姿。
親友だと……思っていた。
でも、そう思っていたのは私の方だけで、イズミの方はもうずっと私を女として見ていたなんて。
そんな思考を肯定するように、再び柔らかく唇を食んできた刺激にさすがに身を引いて下を向いた。
「ミモリ、」
「っ……ちょっ……だって、」
「まーだ、あいつの事で泣く?」
「っ……」
「今の内に俺の方に来ちゃえば痛みも忘れるくらい愛してあげるのに」
「っ………」
待って……本当に待ってよ。
だって、色々と頭が追い付かない。
めまぐるしく次から次へと現実を突きつけられての混乱続きで。
どこから突き詰めて自分の答えを弾いていいのかもわからない。