Lingerie~after story~
よく思ったのだ。
TVとかのこんな場面。
困るならもっと本気で抵抗しろよとヒロインの女性に。
でも、実際自分がされる側になってしまえば分かる!
驚きすぎて……腰が抜けた。
とは、言わないけど……まともに身体が機能してくれないのだ。
確かに抵抗してみようと指令は出るのに、どこかで回線がおかしくなってまともに動作や力に反映されない。
そんな間に更に思考を狂わせるように酸素を貪られ濃密な舌の動きに翻弄されてしまえば……逆上せる一方。
何が一番困るって……相手が……イズミだから。
決して本気に嫌悪出来ない相手。
どうでもない相手であるならもっと反撃がまともに出来そうなものを。
「んあっ……」
「ん……良い声…ますます飢える」
「っ…ふっんん___」
「__はっ……本当に馬鹿だってミモリ……九条なんかよりもっと理解して甘やかしてやれる俺の事忘れすぎだって、」
「んんっ……だっ……イズミ…………私の事なん__」
「いつ食らいついてやろうかって常に思ってるほど好きだったよ」
「っ…………」
「……今も……こんな場所なのに……もっと食らいつきたくなるくらい」
「っ___!!?」
そんな言葉を示す様に、不意に膝に触れてきた熱は誘いをかける様にゆっくりと太腿を這う。
さすがにその手に待ったをかける様に自分の両手を被せれば、ズイッとキス直前までに寄った顔の距離。
唇を掠める動きと息にゾクリと震え、痛い程跳ねあがっている心臓に目を細めた刹那。
「このまま……俺のモノになっちゃえば?」
「っ……な…」
「安っぽく誘うなら……フッ……このまま、……泊まってく?」
確かに…どこかの安いドラマの誘い文句のよう。
なのに……安っぽく感じさせない妖しさにひたすらに追い込まれて…………食われそう……。