Lingerie~after story~
苦しいのに…気持ち良い。
苦しい苦しい苦しい……なのに……気持ち良い。
こんな感覚どうかしてる。
そう思った刹那に突如許される呼吸には…、
「___っ・・はっ…はあっ、はぁっ…ゲホッ・・」
むせ込んだ。
当然だろうけど。
そんな私の耳に入るのは嘲笑的な息遣いと彼の声音。
「はぁっ…はっ……へったくそ、」
「っ……わ、悪かっ…」
「下手すぎて……興奮した」
「なっ……」
「今更ね、ただのキスなんて特別欲しいとも思わないんだよ。与えたり奪う様なキスも、それをされて身悶えるミモリさんの反応もね」
「はっ!?」
「欲しかったのは……ミモリさんの俺への渇望。我慢が出来ないって……食らいついてくるミモリさんが一番可愛くて価値がある」
「っ………」
なんて……人か……。
こんな人に大人ぶって優位に立とうだなんて考える事が間違いらしい。
私が我慢できないと行動するのを待っていたとか。
だとしたらどこまでも、今この瞬間まで所詮は彼の掌の上だったという事。
それに気づかされてしまえば押し込んでいた羞恥が本能を勝るというモノで。
「っ………」
「フフッ、かーわいミモリさん」
「っるさい!も……黙って…」
「煩いなら唇塞いでくれてもいいよ。【大人のやり方】で」
「っ~~しないっ!!どうせ下手だからしないっ!!」
「そ……じゃあ俺がする」
「はっ!?んん____」
そ、そっちからするキスに価値がないって言い腐った癖にぃぃ!!
と、詰るのは形ばかりの心の声だ。