Lingerie~after story~
しかも、九条くんの存在や威圧を目の前にしているというのに、相変わらず同時ないイズミはクスリと笑い落とすと、
「まあ、怒りなさんなって。夜這いするわよ~って連絡してあげたからこうしてここに居るわけでしょ?」
「ふへっ!?」
はっ?何?そうなの?
「本当に性質の悪いメール寄越しやがって。どう考えても人の事悪戯に振り回して楽しんでるようにしか思えねえ」
「悪戯だって思ってる癖に、ミモリの処女なんて興味ないような事言ってた癖に、盗られるかと思ったらなんだかんだ心配で焦って駆け付けちゃってるんじゃない。髪もそんな濡れたままで」
ああ、本当だ。
お風呂の最中であったのか、改めて捉える九条くんの髪はしっとりを潤い満ちて毛束が出来ている。
心なしか呼吸もいつもより早い気がするし…。
九条くんなりに焦って来てくれたと取っていいのよねこれは。
…なんて、そんな事をわざわざ疑問に思わせる間も無く、
「処女なんて物に価値を感じてねえよ。それでもな現状ミモリさんは俺の女で、俺のモノで、その初めてってヤツの権利も当然俺なんだよ勝手に俺のモノにベタベタ触るなっ!」
「っ……九条く」
「……ってか、何触らせてんだよ、ミモリさんもぉぉぉぉ」
「ヒッ……すみませ……」
発せられた言葉にドキリと乙女に感じ入ったのは前半のみ。