Lingerie~after story~
普段からあんな誰にでもジェントルだったら絶対に私嫉妬に狂う。
特にここ最近なんて、自分でも驚くほど独占欲が覚醒しつつあって、仕事の関りであってもアシスタントの子達が羨ましいなんて思う程に手に負えない執着に悩まされているのに。
ただの【都合良し】がよくもここまで成長したものだと思うわ。
恋愛感情を抱くなんて微塵も考えていなかった相手であるのに。
今では思い出すだけで簡単に熱が上がる程彼にのめり込んで感情が支配される。
今だって……。
先程まで隣に居たという名残の布団の温もりに哀愁が擽られる。
ついさっきだ。
まだ数分程であると言うのに、リビングにはその姿があると言うのに……寂しいだなんて。
馬鹿じゃないの?
そんな風に自分を詰って布団の中で蹲るのに、気が付けば無意識に触れていた唇。
無意識に触れて、無意識に欲求不満を埋めようとして。
勿論、埋まる筈などないのだ。
疼いて高まった熱に突き動かされる身体は本能的だ。
自分の思考が追い付くのはだいたい後付で、気が付けばベッドを抜け、気が付けば洗面所で顔を洗い、気が付けば……
「あれ?結局起きちゃったの?」
キッチンにいて……
「っ……寧々さん?」
彼の背後から抱きついてしまっていた状態。