Lingerie~after story~
重ねても重ねても物足りない。
貪欲に唇を食み、呼吸を貪り、舌を絡めてしても足りない。
もっともっとと……。
「……早く……生理終わればいいのに、」
「……ねえ、それって、俺に早く抱かれたいって言ってるように聞こえるんだけど?」
消化不良の吐息交じり、そんな一言を軽く微睡みながら口から零せば、唇を重ねながら失笑を零した彼がすかさず意地悪く変換して私に返す。
普段であれば即座に羞恥に沈んで固まってしまう自分がいるのだろう。
でも、今は……。
落された言葉を受け止める様に至近距離から彼の双眸を見つめ返して、言葉より早く唇を重ねると、
「そう言ったら……『可愛くない私』じゃなくて可愛くないのかな?」
「っ……」
「私ね……凄く…九条くんに抱か___」
『抱かれたい』
そう言いかけた言葉は最後まで言いきれず、音を塞ぎに来た彼の掌の中で小さく消えた。
さすがにその阻みには微睡んでいた双眸をぱっちりと見開いて、どういう意図のそれなのだろうと離れた彼の顔を覗き上げれば。
彼自身ももう片方の手で口元を押さえ、実にもどかし気に表情を歪めながら深く長く息を吐きだし目を細めている最中。