Lingerie~after story~
「何もそんなオープンに突っ込まなくてもぉぉぉ」
「馬鹿ね、回りくどく話したって仕方ないでしょ。で?…どうする?」
「へっ?ど、どうする…とは?」
「欲求不満ならここに持て余してるいい男がいるんだから身体貸してあげましょうか?って誘ってるの」
「っ!!!?」
「あらあら、美味しそうに茹であがっちゃって。そろそろ他の味はどんな甘さか気になっちゃう頃合いじゃない?」
「なっ…ないっ!知らなくていい!」
「あら、『知りたくない』って完全拒絶じゃないのね」
「っ〜〜違っ…い、今は九条くんをどう誘えばいいのか相談してるのっ!!」
焦りと照れ隠し故の被曝。
自分の失敗に気づいたのは机をバンバンと叩き恥ずかしい悩みを声を張って言い切った瞬間だ。
熱が高まるのと血の気が引くのを同時に感じるなんて器用な状態。
場所を語れば会社から身を出したおしゃれなカフェの一角。
ランチタイムより遅めの時間であるからか人は少ないと言えるけれど、その少数の視線はいくらか集めた自信がある。
あっ、ダメだ。涙が勝手に浮かんでくる。