Lingerie~after story~
そんな私にやれやれと言いたげな息を一つと、
「ほんと、罪な奴」
「っ…!?」
「なにが悲しくて好きな女の恋愛相談役をしなきゃなのかしら?」
「そ、それは、」
「答え、」
「っ…」
「悲しいかな、好かれて信頼されているからなんだから性質が悪いわ」
「っ……ごめんなさい」
「あら、何で謝るのよ?むしろ、まだまだ私が根付いてるんだって実感して優越よ?ザマァだわ九条」
イズミのため息や言葉には本気で申し訳ないと心が軋んだと言うのに、最後にはお嬢様の高笑いの如く『おほほ、』と笑う姿の性質の悪さよ。
申し訳なく思って損したなんて、額の血管をピクピクとさせていた中。
「そもそも、悩んでる意味が分からないわ」
「………はいっ!?えっ?だから…」
「あら悩みの内容は分かるの。そうじゃなくて、それを悩みとする事が分からないって言ってるのよ」
「ど、どういう…」
「どう誘うも何も、『したい』の一言で終わる話じゃない。駆け引き中の片思い同士じゃなしに恋人なんだから。……って、そんな【素直】に甘えられない性質だから今も赤面して死にそうなのよね」
分かってる分かってる。と、言う様に締めるなら最初から言わないでよ!
そんなん言えてたら苦労もしてないし相談してないわ!と無駄に赤くなっちゃったじゃない。